「外国人を採用したい」と考えたとき、最初に探すべきなのは国籍ではありません。まず、自社で何を任せたいのか、その仕事にどんな力が必要なのかを言葉にします。
ホテルやサービス業、国際業務など、日本語と専門性を生かして働く外国籍人材はいます。一方で、在留資格によって従事できる業務は異なり、日常会話ができても仕事の日本語が足りないこともあります。
1. 仕事内容を具体化する
人手が足りない部署を挙げるだけではなく、一日の業務、接する相手、判断の範囲、電話・文書・対面の割合まで整理します。
2. 必要な日本語を、試験の級だけで決めない
接客、報告、社内調整、クレーム対応、メール作成では、必要な日本語が違います。任せたい場面で、正確に伝え、確認できるかを見ます。
3. 在留資格と仕事内容の適合を確認する
在留資格によって働ける業務は異なります。求人票の肩書きではなく、実際に行う仕事と候補者の経歴を照らし合わせる必要があります。
4. 本人の目的と、職場の未来を合わせる
給与や勤務時間だけでなく、日本でどんなキャリアを築きたいのか、企業は将来どんな役割を任せたいのかを話します。採用前の対話が、入職後の行き違いを減らします。
「外国人採用」ではなく、「自社に合う人の採用」へ
国籍を理由に期待しすぎることも、可能性を閉じることも必要ありません。仕事に必要な力を明確にし、一人ひとりの現在地を見ることが、外国人採用の出発点です。
